学力至上主義って思った以上に強いんですね

某私立高校の勉強合宿所へ行ってきました。


眼からうろこというか・・・新鮮でした。


「トップグループの子たちが」
「一類の子達は」
「偏差値が60以上あれば・・・」というように、


狭い意味の学力で子どもたちをラベリングしていて、そのことに、違和感も、罪悪感も、ぜーんぜんないんだなと。
一般的にそんなもんなのでしょうか。

私は、そういう感覚とは無縁にここまで来たので、違和感たっぷりで帰ってきました。

ちなみに、今日合宿所にいた高校生たちは、朝の8時から夜11時まで勉強漬けだそうです。
非日常の空間だからか、当の高校生たちはそれなりに楽しそうにしてましたけど。

もう一つ、今日違和感があったのは、高校生たちが私服で講義を受けてるのを見て、一緒に行った男の子が「自由ですね」って言ったこと。


「えええー?」

と、思ってしまいました。


自由ってそんな外面的じゃないはずだと、思っているので。
今日見た高校生たちが自由かどうかは、ちょっと見ただけじゃわからないですが。


私は、進学率とか偏差値を上げることに力を注ぐ学校を否定はしていないつもりです。理解もしていませんが。
でも、今の日本はそれがスタンダードになりすぎていて、こわいなと思います。


CORE+がやっていこうとしているのは、今、「学力(それも狭い意味での)」という基準しかない、教育を見るときのものさしをもっとたくさんつくることです。
日本は、まだ学校選択制度を導入してはいけない。
今導入しても教育格差が広がるだけで、多様性はきっと増さない。
だから、私たちはもっと広い視野で教育を見られるような、文化的なインフラづくりをしていく必要があるんだと思っています。


ともかく、今日の経験はとても勉強になりました。